神の正義を想う

 野望のためには不正を恥じない統治者、自国の利益ひいては自分の権勢のためには悪を働いて気に留めない指導者が内外に数多く見られる昨今です。権力のみを信じ、神も正義も恐れぬ人々です。心が痛みます。

 しかし、旧約聖書に登場する古代の預言者たちも、不正と腐敗のうずまく現世にあって、権力者のおごり、民衆の無頓着にもかかわらず、神こそ変わらぬ正義をもってこの世を治める統治者であることを民衆に訴え続けました。確かに歴史を振り返ると、時間は要しますが、神は確かに正義をもって諸国を統治しておられると思わざるを得ません。この神のご支配を信じ、進むものであ

りたく願うものです。