ビワの実

 わたしたちの教会の礼拝室のベランダに、鉢植えのビワがあります。ここに移ってきたときに、前の施設の庭で育てていたもので、今回は場所の制約があり鉢植えになったわけです。

 実生で育てたものですが、前のシーズンに初めて花が咲きました。白い小さな花が沢山咲きました。やがて小さな実となり、成長を楽しみにしていたのです。ですが、剤念ながら途中で成長が止まり、みな枯れて落ちてしまいました。冷たい風にあたってしまったのかも知れません。ビワは日当たりのよい場所でないとだめなのです。

 今シーズンもやはりかわいらしい白い花をたくさんつけましたが、前のことがあるので半ばあきらめつつ、見守っていました。やはり、大半はだめになってしまいました。が、今回はなぜかたった1こ実が残り、しかも次第に大きくなっているのです。少し前から、ビワらしいあの色がうっすらと着き始めたのです! たったひとつ残ったビワの実。ひとりっこの成長を見守るように、楽しみに眺める今日この頃です。はたして口に入るでしょうか。いや食べてしまうなんてもったいないか。