まことの統治者

「なにゆえ、国々は騒ぎ立ち 人々はむなしく声をあげるのか。なにゆえ、地上の王は構え、支配者は結束して主に逆らい、主の油注がれた方に逆らうのか・・・」(詩編2・1、1)。

 昨今の世界の様子を見ていると、どうしてもこの有名な聖書の言葉が筆者の心に浮かんできます。指導者たちは権力を誇示して国益を争います。無理が通って道理が退きます。このざわめきを神さまはどうご覧になっておられることでしょうか。

「天を王座とする方は笑い 主は彼らをあざけり」

(同2・4)ともあります。まことに天の父の義のご統治が現わされることを祈らされます。「み国を来らせたまえ」(主の祈り)と。