花のグリーティング

 映画「サウンドオブミュージック」に出る「エーデルワイス」の歌の詞が心に浮かぶ今日この頃です。

 Edelweiss,Edelweiss every morning you greet me ..."エーデルワイス、お前は毎朝、わたしにあいさつしてくれる・・・"

 このところ、家の周りに咲く花、散歩道でであう草花が、なにかほんとうに筆者にあいさつしてくれているように感じられてなりません。毎日かれらに会っていると、その装い、たたずまいが意味もなくそうなっているなどと考えられなくなってきたのです。

 散歩ではいつも、デジカメをもっていて、道ばたの小さな花、草木の芽生えなどズームで撮るのを楽しみにしていますが、カメラを通して見つめるかれらの姿から、これは彼らのコミュニケーションではないか、と感じ始めました。

 小さな花、繊細な蔓、どれもその色、形、意匠において完ぺきな作品としか言いようがありません。またその風情がなんとも愛らしいのです。

 もちろん、彼らに人間のような知能はないでしょう。けれども、その姿は確かに、見る者に美しい何か、優しい何かを伝えています。

 この季節、かれらに会うのが日々の楽しみです。