リビングバイブル

 

                リビングバイブル

 書店の公告で、「リビングバイブル」(いのちのことば社)がリニューアル出版されたことを知りました。これは「日常語訳」とコメントされているように、聖書になじみのない人たち(なじみのある人も)のために、思い切った意訳を全面的にほどこしているのが特徴です。もともと英語で出版されているものですが、日本語訳もわかりやすく、その意味ですばらしいと思っています。

 前任教会で会堂建築をした時、親しくなったある若い大工さんにお貸ししたところ、とても興味をもって旧新約を全部読み、教会に足を運ぶようになられました。後に彼はクリスチャンになりました。聖書の力をあらためて思わされましたが、それも、このリビングバイブルあってのことであったかと、この訳のすばらしさを思う者です。

 従来、旧新約のものは字が小さいのが難点でした。けれども、今度のものは大きく見やすくなっているようです。一般の本と比べるとちょっと高いですが(税別4,500円)、聖書に興味はあってもちょっととっつきにくさを感じておられる向きにはお勧めです。広告をたのまれているわけでは全然ありませんが、心からお勧めです。