長い目でものを見る

               長い目でものを見る

 先日、ある方の文章を読んでいて、引用されていた文章が心に残りました。それは、「信仰とは、長い目でものを見ることである」という言葉です。一つの見識だなと思わされました。

 わたしたち人間は、目先のことしか考えられないものですね。たかだか十年でしょう。しかし、聖書によれば、そして、実際世界の歴史をよく振り返るならば、神は少なくも50年、100年単位で、場合によってはもっと長い視野でご計画を進められます。わたしたちはそこに、歴史に働かれる神の真実を見させられるのです。

 人の一生は短くあります。しかし、それは一回限りです。その人生を、真実をもって歴史を、そしてわたしたちひとりひとりの歩みを導かれる神に目を向けて、浅はかに判断することなく、大切に、忍耐強く過ごしてゆきたいものです。その時、本当の意味でブレない歩みが全うされることと思います。