旧約聖書にふれる

                 旧約聖書に触れる

 当教会月例の「聖書を読む会」ではいま、旧約聖書を読みあわせています。いつの時代、どこの場所でも変わらない人間に語りかける神さまの言葉を興味深く学ばされます。また、教会では今年度、礼拝においてドイツのヘルンフート兄弟団が例年発行する「日々の聖句」(「ローズンゲン」)の聖句を取り上げています。これも、祈りのうちにくじで選ばれた、その日のための旧約の箇所と、それに関連する新約の聖句が挙げられていて、ここでも旧約聖書のメッセージに触れさせられます。

 福音を直接証言する新約を基礎としつつも、その前提となる旧約の語りかけの深さ、重さにあらためて目が開かれます。旧約には固有の味わいがあります。聖書を読む者は、一方にかたよることなく、聖書全体に聞くことがいかに大切なことか、しみじみ思わされます。