時をわきまえる

 いつも散歩するコースに、日当たりのよい草地があります。しばらく前から、タチイヌノフグリやホトケノザの、小さな水色やピンクの花が咲くようになりました。つい先日木々が紅葉し、葉が落ちて冬の木立になったと思ったら、もう春の兆しです。本当に早いものですね。

 時間はこのようにたちまちながれてゆくことをつくづく思わされます。わたしたちの人生も、終りの時をさしてとどまることなく流れてゆきます。それぞれが神からたくされた「人生」という時間の尊さをかみしめます。そして、あだやおろそかに、この時を浪費してはならない、と思わされます。もちろん、焦りは禁物でしょうが、「今」をわきまえ、生かして行きたいものです。