驕る平家は久しからず

 先日国会で行われた首相の方針演説では、世界で大をなす国家となるのだとの思いが語られましたね。これは、氏の一貫した思想と思われます。ちょっと聞くと悪いことでないようですが、これまでの同氏の話しから伺われる歴史観、国家観、アジア政策を見ると、この国のかつてのいわれなき優越意識とつながっていることがわかります。危険な国家主義の香りが濃厚です。

 優越意識が政治と結びつき、あいまって大衆が扇動、誘導されるとき、どのような結果になるかをわたしたちは歴史に学びました。

 聖書は、まことの祝福は謙虚に他と共に歩む道にしかないことを教えています。おごる平家は長くはないのです。