イスラム教のこと

　最近、イスラムについて書いた何冊かの本を読ませてもらいました。中には、日本人モスレムである学者の書かれたものもありました。印象は「わかりにくい」といったところでしょうか。もう少し学ぶ必要があると思いました。ともあれ、アッラーがマホメットに告げた教えが信仰の中核で、偶像を徹底的に排除したアッラー崇拝が生命であることは間違いないでしょう。戒律中心なので、聖書の、いわゆる「律法主義」に近いと言えるのだと感じました。

　必ずしも好戦的ではありませんが、そこは戒律の宗教なので、問題によっては周囲に対して戦闘的になったり、内輪の路線対立では先鋭になりますし、ことさらにアッラーに反対する人や勢力に対しては、一致して聖戦（ジハード）を行います。

　しかし、それはそれですが、現代のイスラム原理主義の背後には、民族主義や貧富の問題が潜んでいるのではないかと思わされます。