このところ、「有名」レストランでのメニュー「誤表記」のことが世間を騒がせています。関西のあるホテル・レストランでこの件が表ざたになったのをかわぎりに、次々に各地の大手レストランが同様な営業をしていることが明るみに出されています。
はじめの報道を耳にしたとき、そういう所もあるのかとちょっと驚き、そして呆れたものでしたが、なんとその後、あそこもここもという具合に実態が見えてくるにつれ、いったいこれは何なんだろうという疑問を禁じ得なくなっております。
最初の件の時、経営責任者ははじめしらを切っているようでしたが、波紋が広がるにつれ、ついに辞任表明に追い込まれました。これで終わったと思った矢先、他から指摘されてか、自発的か詳しいことは分かりませんが、あちこちで「誤表記」が行われていることが明らかとされました。
「認識していなかった」「現場との連絡がとれていなかった」などと釈明がされるのを聞くと、どうもいけないことをした、という認識は感じられません。どこでもやっている、というのが、業界の常識だったのか、と思わされるわけです。もしかしたら、舌の肥えた出入りのお客さんの中にも、承知の上でだまされたふりをしてる人もいたんだろうか。
こうしたレストランの中には、規約では、お客さんに偽ってはいけないとうたって
いる所もあるようですから、これはいけないという認識はないわけではないのでしょう。しかし現状は、多くの店で、そのくらいは大丈夫だどこでもやっている、というような認識をもっているのでしょうか。「赤信号、みんなで渡れば怖くない」という心理が蔓延しているのでしょうか。
きっと、すべてのお店がこうなのではないでしょう。しかし、少なからぬ店、しかも、名だたるレストランでこのようなことがなされて来ているという事実には考えさせられます。
企業の良心というものが希薄であるとしたら、世の中の一人一人の倫理意識が乏しいとしたら、この世界は、なんと薄っぺらな、つまらないものでしょうか。
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Sherlyn Crandall (金曜日, 03 2月 2017 09:34)
Hey just wanted to give you a brief heads up and let you know a few of the pictures aren't loading correctly. I'm not sure why but I think its a linking issue. I've tried it in two different internet browsers and both show the same outcome.