愛用の辞書

 先日、用事で出たついでに、横浜の紀伊国屋で英語の辞書を購入しました。これまで使っていたもの(上掲フォト)の傷みがひどくなって、替えなければならなくなっていたからです。

 これまで使っていたのは、筆者が15歳(中三)、高校進学を控えていた時に、父親が買ってくれたものです。三省堂のコンサイスですが、語彙が豊富、解説が的確で、数えて見ると46年間愛用し、手放せませんでした。途中、表紙がはがれ、製本がくずれたので、自分で修理しました。しかし、このところまた怪しくなってきていたので、やむなく買い替える決心をしたものです。

 今度買うのも同じ銘柄に決めていましたが、アナログ離れのご時世からか、普通の書店ではなかなか見つけられませんでした。しかし、このたび訪れた紀伊国屋にはありました!さすがです。新しいのは、やはり同社のコンサイスですが、これまでのものよりひとまわりおおきくなっていて、語彙も、最近の言葉を中心にかなり増やされています。けれども、とくにかく本当にうれしく思いました。生きている限り、これを使うことになるでしょう。また、従来のものも、少し大げさにいえば、自分の一部のようなものですから、当分身近に置いておこうと思っています。「本当に長い間ありがとう」という気持ちです。