流れゆく時の中で

明けましておめでとうございます。20123年を迎えました。

少し若かったころは、これから先一年のことを思うことが少しはあったように思います。けれども、最近は、歳のせいか、時代のあわただしさのせいか、そのような時があまりありません。とにかく、月日が足早に通り過ぎてゆきます。

　こうなると、一年単位ではなく、もっと長い物差し、たとえば、人生の残りの年月とか、少なくとも10年くらいの長さとかで考えるようになります。

　けれども、不思議なもので、そうなるとかえって、一日一日が、短い一年が、だからこそとても大切に思われてきます。ある詩人の句に”today is the first day of the rest of my life"「今日は、わが残りの生涯の初めの日」というのがありました。素晴らしい言葉だと思います。今をいとおしみつつ、こんな思いで生きてゆきたいものです。