命の不思議

大池公園で見かけた大きなイナゴ
大池公園で見かけた大きなイナゴ

わが家の居間のサイドボードの上には、水槽がふたつ並べて置いてあります。そのうち、少し大きめの方には、以前ご紹介したララ、マーガレットなどのフナたち(とドジョウが2ひき)が入っています。小さい方には、魚は何もいません。底に砂をひいて、水草が少し植えてあります。この夏は、水草を眺めて楽しんでいました。暑さのため、冷却装置がセットしてないこともあり、水温が上がって、二種類あった水草のうち一種類は枯れて消えてしまいました。しかし残った方の緑が美しく、楽しみながら、そのうち、落ち着いたらメダカのような小さな魚を入れて見ようと考えておりました。

 ところが、先日、なにげなくその水槽を眺めていると、ガラスの壁面に何か小さな黒いものがくっついているのに気付きました。顔を寄せて良く見ると、なんとそれは、小さなツボでした。じっと見ていると、すこしずつガラス面を移動しています。ついには底砂にまで移動していくのでした。驚きました。なにしろ、水草以外は、生き物を入れた覚えが全くなかったのです。底砂は量販店でビニール袋に入ったものを買ってきていれたのですし、水草も、横浜の東急ハンズから買ったものです。ツボの心当たりはまったくないのです。しいて考えれば、底に置いた石か、買った砂の中に、卵(幼生?)が付いていて、それが成長したのでしょうか。しかし、これはうれしい発見でもありました。環境が良かったのか、ともかく、一つの命がはぐくまれ、成長していたのですから。命のすばらしさを感じました。環境が整いさえすれば、生命は成長するのだと。普通だったらありふれたツボですが、今回のはとても大切におもわれてなりません。見守って行きたいと思っています。

 ツボはとても小さいので、写真でご紹介できませんが、わが家においで下されば、お見せいたします。興味ある方はご遠慮なくどうぞ。